患者さんからのLINEと、身体の営み

とある朝、患者さんからLINEがきました。

『先生、前に施術してもらって良くなっていた腰と膝の痛みがまた出てきました。私の身体はどうなっているのでしょう。きっとこれからずっとこの痛みは取れないんや。』とかなり悲観的な内容でした。

その時僕が送ったアドバイスは
『お腹を温めて寝といてください』でした。

その日の夕方
『言われる通りお腹を温めて寝ていたら痛みが和らぎました。不思議。ありがとうございます。』

なぜお腹を温めたら膝と腰が良くなったのか。
これはそんなに不思議なことではなくて。
身体が起こす症状には理由があり、意味もあります。

この方に起こりやすい症状とその背景、
原因となりやすい箇所を施術や会話を通していつも見させてもらっています。
症状が出ている時はどうしてもその症状に目が行きやすいし、
痛みと向き合うのは視野が狭くなりがちですが
患者さんの何が原因でなぜ腰と膝が痛くなっているかを分解して考えているからこそ出来たアドバイスかな~と思います。

自分でできること、こうすれば痛みが取れる、そんなやり方を知っていれば
痛みに振り回されたり悲観的になってしまう時間を短くできるのではないか、安心を得る道にもなるのではないかと考えています。

調子が良くなった途端、コケてしまった…

施術を継続して受けてくれている方の中には
だんだん調子が良くなって気分も上がり、
前向きに毎日やっていけそう!と思った途端につまづいてコケてしまったり、
新しいケガをしてしまったりというケースがあります。

体も気持ちも良くなって、自信を取り戻した矢先だったりすると、
「ちょっと良くなったからって調子に乗ったからあかんかったんやわ」って自分を責めてしまう方もいますが、
そんな事はないと思います。

身体はその瞬間、ベストなことをしている

痛みが強く出ている時も
だんだん良くなって回復している時も、体はいつもと変わらず働いています。
その時に必要な作業を行い、その瞬間にとって一番ベストな方法を取ってバランスをとっています。

痛みがある=体は働いていない、ではないんですよね。
どんな時も最大限の力を出してくれています。
調子がいい時も、ケガをしてしまった時も、同じです。

体の働きやそれぞれの器官が持つ役割は完璧です。
すべての事に、すべての現象に意味があります。
だから、痛みや症状は体のサインと言うんですよね。

どんな時も体の持つ力を信じてみませんか(^-^)
ようやってくれてるわーって体の頑張りを褒めてあげませんか。

出張施術もしているので、
どんどん活用してもらえたらと思いますし、
応急手当て的にセルフケアを取り入れることでも日常生活が少し快適になるので、ちょっとしたストレッチや弱った部分を強化する方法を施術後に必要な方にはお伝えしています。

お気軽にご連絡、ご相談ください。