施術中の会話 気分の浮き沈み

施術中の会話で

『リハビリで足の筋トレをした次の日、めまいがびっくりするぐらい悪化して…動けなくて家族に迷惑かけるし、好きなこともできない、私の人生はこのまま辛い気持ちで過ぎていくのかなと悲しくなってました。』

身体の状態によって気分が浮き沈みするのは当然のことですよね。
この方も身体の調子が良い時はウキウキしてお出かけした話を楽しそうにしてくれます。

身体が調子の良い時(自分の許容範囲内の時)マイナスの思考って浮かんできません。
というか、考えもしない。
その時、その瞬間を楽しめています。

気分の浮き沈みの原因

気分の浮き沈みの原因は身体の不調がきっかけで浮かんでくるマイナス思考です。
これは、記憶から自分で作り上げている妄想です。

めまいがずっと続いていた時期があってその時動けなくてとても辛かったこと
それが症状の悪化で記憶が蘇ってきます。
それにさらに妄想を付け足して人生がこのまま終わるのかまで膨らんでしまう。

この記憶を思い出すというのは必ずしもマイナスな面だけではないですよね。
楽しかった記憶も同じように起きます。

久しぶりに訪れた場所の景色を見て、その時の楽しかった記憶が蘇り
心が軽くなるような感覚って誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

起きていることは同じですね。
両方ともきっかけから起こる記憶からの妄想です。

妄想に振り回されないためには

大事なのは
過去の記憶や未来への憂いから起こる妄想に振り回されず
辛い時も楽しい時も


『今起きているその感覚だけを感じる』ことです。

そうすることで気分の浮き沈みが
大きな振り幅でなく真ん中ぐらいになるんじゃないかな
僕はそう思っています。

僕がこの方にできることは
身体を調整して余力の持てる状態に整えること

実はこの会話は2週間前で、今日また来院してくれました
『この2週間はひどい揺れがなくてとても過ごしやすかったです。ありがとうございます。』
そう言っていただけてとても嬉しかったです。

これからも手助けさせていただこうと思います。

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