そもそも調和からスタートしている

6月ではあるものの30度を越える暑さや、晴れたり曇ったりの天気の移り変わりに体調も日によって時間によって変わりますね。

不調に対してグチも言いたくなりますが…

「こんな天気で自律神経が乱れてしまって、困ったもんや」なんて言ったりしますが
自律神経からすると、気温や気圧、環境の変化に応じて変化している、ちゃんと仕事してくれてるって証拠です。

変化することは整っているということ。
体感としてしんどいからって悪者みたいに考えるのは違いますね。


なんで起きてるかを知ってうまく付き合っていく。
自律神経をどうにかしなきゃって考えるよりも身体は既に完璧に働いていると言うところからスタートです。

身体は完璧、世界も完璧


身体は完璧であると同時に、私達を包んでいる世界も完璧だと思います。
必要な事が起こっていて、それは「起こることが起こった」としか言いようのないこともあります。
過去を振り返ればあんなことしなきゃよかったって後悔や
なんで私がこんな目にあうんやって挫折感も、日々起こることもそこから生まれる喜びや怒りも全て起こることが起こっている。

私の妻の実家は果物農家で、毎年おいしい果物を作りその恵みをわけてもらっています。
農業をされている方の話を聞くと天候は受け入れるしかないって達観されています。
土を作って、草を刈って、成長していくフルーツの管理や農作業を自力で出来る事をやったうえで、天候はどうにもならないと。
すごいなぁと、うなってしまいます。

「なんとかしなきゃ」思考パターンは沁みついている

私達は普段から、悪いことを排除したり、悪いことが起こらないようにと考え、準備してコントロールしようとしています。
その意識が強ければ、なにかが起こる前から危険な匂いのするものごとには近づかないし、デメリットに近づかないようになるし、悪いことが起こらないだろうかと不安や疑心暗鬼が強くなることだってあります。
大袈裟にいえば、「悪いものを取り除くからうまくいっている」って全てのものごとを支配したような気持ちでいるのかもしれません。

でもお天気は、自然は、全く人間の意図が入らないし、意図することはできませんよね。

果物の成長や収穫に影響を与えるものをコントロールしたいと思うのも人情だと思うし、
台風も来るし大雨や豪雨もあって、果物にとっても人間の身体にとっても苦しい時はあると思いますが
そんな風に、
「天に任せる」明け渡しの気持ちでいることは、ある意味身体にも通じるものがあるなぁと思います。

そして人間も自然の産物です。
なんで心臓が動いているのか、
その指令はどこから生まれてはじまっているのか、は宇宙が決めたことかもしれません。

身体は完璧
起こる事が起こっているは
調和からそもそもスタートしているという点で同じことを言っているなぁとぼんやり考えています。