スポーツクラブや部活動、社会人サークルなど運動でのカラダの使い方や故障・ケガのご相談を受けることが多く、施術と合わせてケアの方法をお伝えしています。
スポーツ障害の施術からのアプローチについてご紹介します。
<<ゴルフスウィング時の腰痛 – 14歳中学生の症例>>
■来院時の状況
「プロを目指している!」とゴルフに真剣に取り組む中学生が、
半年ほど前から自覚したスウィング時の腰痛に悩み来院されました。
14歳という若さで既にプロを目指すほどの情熱を持ち、
日々真剣に練習に取り組んでいるにもかかわらず、腰痛がそれを妨げている状態でした。
■ゴルフスウィングに必要なこと
ゴルフスウィングはカラダを「捻る運動:回旋」と
ゴルフクラブを「上下に動かす運動:屈伸」の複合運動だと僕は考えています。
この2つの動きが滑らかに連動することで、正確性と飛距離の両立が可能になります。
カラダの中で回旋が得意な関節と屈伸が得意な関節、
人間のカラダには、それぞれの関節に得意な動きがあります。
回旋が得意なのは「股関節」と「胸椎」、そして屈伸が得意なのは「腰椎」です。
「胸椎・股関節」によるスムーズな「回旋」と「腰椎」によるパワフルな「屈伸」。
ブレない軸が「正確性」を生み、身体の筋力を使ったパワーが「飛距離」のキーとなります。
■走査(カラダの状態確認)
カラダを見させてもらうと、「足首」に強い結合組織の制限を感じ、
「股関節」にも影響が波及しているように感じました。また、「仙骨」という骨盤の傾きも顕著でした。
問診すると「1年ほど前に足首を捻挫した」とのこと。
この情報が、腰痛の原因を紐解く重要な鍵となりました。
■カラダの繋がり
「仙骨」は骨盤の真ん中にある骨で、下半身の問題が集約するところです。
また、骨盤は背骨の土台になっていて、
骨盤の傾きは「頚椎」「胸椎」「腰椎」という「背骨」全体で傾きを補い、「姿勢全体」を整えます。
つまり、一見腰痛とは関係なさそうな足首の問題が、カラダ全体のつながりを通じて腰痛を引き起こすことがあるのです。
■見立て
走査から、以下のような経過で腰痛が発生していると考えました。
- 足首の捻挫から下半身の結合組織のつながりで仙骨が傾き「骨盤」が傾いた
- 足首の捻挫から下半身の結合組織のつながりで「股関節」のスムーズな回旋がしにくくなった
- 「骨盤」の傾きを「背骨全体」で庇うことで「胸椎」「腰椎」がスムーズに動けなくなった
- ゴルフ特有の「スイング動作」で本来捻ることが苦手な「腰椎」に負荷がかかった
これにより「腰痛」になっていると考えました。
■施術内容
以下の施術と指導を行いました。
∙ 足首、股関節、仙骨、胸椎、腰椎の解放
∙ 足首の感覚の再学習と筋力強化の自主トレーニングメニューの提案
■ 経過
施術後、しばらくして「腰痛はなくなった!」と喜びの声が聞けました。
その後、施術と並行して半年ほど、腰痛時についた「癖を修正するスイング動作」を改善するポイントも伝えました。今は痛みもなく安定したスコアが出て、全力でゴルフに打ち込めているようです。
■私の想い
『一生スポーツ出来るカラダのサポート』
痛みのせいで思い切りスポーツができない人を減らしたい。
その思いを持って全力でサポートしています。
若いアスリートたちが元気に活躍する姿を見ることが、僕にとって何よりの喜びです。
スポーツに伴う痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。カラダ全体のつながりを見ながら、根本的な原因にアプローチいたします。


